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ここで唐揚げ弁当を食べないでください
小原晩
一生懸命生きれば生きるほど空回りするすべての人へ捧げます。
笑いも、恥も、傷も、忘れ去った記憶さえも尊いものだと気づかせてくれた。
感情が論理を超え、愚かさに光が宿る。そんな本当の瞬間が綴られた作品を、心から祝福したい。(又吉直樹さん)
何もいいことないなって思ってる人は読んでみてください。あ、これ確かにいいことだわって気づけるものがたくさん詰まっています。僕はこの本を読んでから、外を歩くときに楽しいと思える瞬間がちょっとだけ増えました。(蓮見翔さん/ダウ90000)
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「ふじさわという、着てくる服がすべてつんつるてんの男の子」「激務の果てに疲れ切った灰色の真顔でアイスを掬うみっちゃん」「ソフトモヒカンはなぜ私たちに判断を任せるんだ」「ギロッと起きる長髪。こちらを見る長髪。お前らが呼んだのかこの野郎と顔に書いてある長髪」などなど、人の描写の一つ一つが面白くて笑ってしまう。そうかと思えば、「急につめたくなるもの」では深い悲しみが静かな言葉で描かれていたりする。小原さん自身が、悲劇のヒロインぶることもあるけれどそれを客観的に見るとおかしみが生まれてくるというようなことを仰っていました。
タイトルにある「ここで唐揚げ弁当を食べないでください」と張り紙を貼られたエピソードなんて、恥ずかしすぎて消えたくなるような話ですが何故だか愛おしさを感じてしまうから不思議です。
「こんなはずじゃなかったけれど、何度だってやりなおせるね。悲しいことばかりでもあるし、うれしいことばかりでもあるね、きっと一生。」(大人になって より抜粋)
よくある慰めの言葉よりずっと「そうだね」と頷けるような言葉だと思いました。
空回りばっかりで自分が情けなくなるわぁ・・・っていう私みたいな人がいたら、読んでほしいなと思います。
レビュー
(9)
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